旦那さんとの出会い②

婚活

旦那さんのお店で初デート(というかタダ飯食べさせてもらっただけだけど。笑)を終え、
初めての高級割烹のお料理の数々に感動しました。
旦那さんに対して、こんなすごい料理を作る人ってすごい!と尊敬しました。

旦那さんは旦那さんで、私を奥さん兼女将さんとして迎えたいと強く思ったそうです。

その後旦那さんとは週一ペースで会いました。
旦那さんは相談所のルールをあまり理解していなかったようで、
「付き合ってください」と告白してきました。
本当は相談所経由で意思確認するんですよね。
相談所のS木さんも、旦那さんのルール丸無視暴走気味に困りながらも、
最終的にうまくいけばよい、という感じで見守ってくれました。

本交際に進み、(もう順番とかルールとかグチャグチャ)
S木さんから「そろそろプロポーズされることを想定し心の準備をお願いします」と言われました。
出会ってから3か月ほど過ぎた頃のことでした。
私の気持ちはというと、旦那さんへの好意と女将さん業への興味と、この人と一緒になったら楽しい未来が待っているんじゃないか、という予感がありました。
そしてこのタイミングで、母、兄夫婦に旦那さんのことを話しました。

結果、

 

大反対!!

料理人?コロナ渦で一番影響を受ける職業じゃないの。しかも自営だし。
は?安定した一流企業を辞めて女将になる?
甘い!お金の苦労もしたことないあんたに務まるはずはない。
せっかくたくさんの男性と出会える環境なのに、よりによってどうして料理人?
考え直しなさい!!!

私は頑固で、自分で決めたことは周りに何と言われても変わらないのです。
なので、ふんふん、ふーん、と聞いているようで聞き流していました。
まあ、家族は心配だよね、それは分かるけどさ。

そんな中、突然プロポーズされました。
相談所のS木さんに、「家族の理解も得られていないし、もう少しゆっくり進めたい」と伝えようと思っていた矢先でした。
指輪を目の前に、嬉しいより戸惑いました。
でも、やっぱり嬉しかったんだと思います。
私は心を決め、旦那さんと二人、相談所を退会しました。
旦那さんの実家は長野にあり、訳あってご両親は別居しています。
仕事が休みの日に、旦那さんと二人、旦那さんのご両親それぞれにあいさつに行きました。

そして私の家族にそのことを伝えました。

今思えば、私かなり先走っていますね。
当時はそんな感覚全然なかったです。
やはり渦中にいる時って冷静になれないし、
この時家族に言われた言葉が今になってようやく理解できるということがたくさんありました。

兄は激怒、母は泣いていました。
兄は相談所に、退会手続きを取り消すよう連絡するとまで言いました。
そして、とにかく会わせろ、連れてこい、と言われました。

逸れますが、兄も自営業で、建築関係の仕事をしています。
お店の内装を手掛けることも多く、これまでたくさん潰れていくお店を見ているので、
飲食店が生き残ることの難しさを知っています。

そして旦那さんが初めて私の家族と会った日、
それは偶然にも兄夫婦に赤ちゃんが誕生した当日でした。

待ちに待った、母にとっては初孫、兄夫婦にとっては第一子の誕生です。
おめでたい日に険悪な雰囲気にはならないだろうとたかをくくっていたのですが、
そうはいきませんでした。

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