旦那さんとの出会い①

婚活

私の婚活のゴール!それは旦那さんとの出会いです。

隣県の気取った会社社長Kさんとの交際が終了してから、
私の婚活は諦めモードになっていました。
お見合いもデートも疲れてきちゃったし、友達や会社の同僚と遊んでるのが気楽でいいわ~、とシャットダウン状態でした。

そんな中、私の担当であるS木さんが「是非会ってほしい男性がいます!」と
紹介してきたのが今の旦那さんです。
まだシステムに載せるプロフィールも出来ていないホヤホヤ会員だった旦那さん。
メールでざっとプロフィールと写真が送られてきました。
見た瞬間、「あ、なんかいいかも・・・!」と思いました。
決してイケメンではないし背も高くない。
少しぽっちゃり体型でいわゆる「ゆるキャラ」っぽい雰囲気でした。
5歳年上でバツイチ、子無し。
職業は料理人。これまで私が出会うことがなかったジャンルの人です。
さくさくとお見合いの日取りが決まりました。

お見合い当日。
ホテル内のラウンジに着くと、既に未来の旦那さんが待っていました。
「日本料理の料理人」ってすごくカタブツというか、頑固なイメージがあったのですが、
柔和で物腰柔らかな話し方をする人でした。
旦那さんは、「結婚したら、奥さんには女将としてお店を盛り立ててほしい」という希望がありました。
女将さんかぁ。なんか楽しそう・・・!
あっという間に時間は過ぎ、その後お互いが「交際希望」でプレ交際が始まりました。
プレ交際でしたが、私も旦那さんも、他に同時進行している人はいませんでした。

初めてのデートは、旦那さんのお店。
とっても素敵な内装のお店でした。
私は客としてカウンターの奥に座り、旦那さんが目の前で次々と目にも美しいお料理を仕上げて出してくれる。
完全に胃袋を掴まれました。
コロナ渦だったこともあり、この日のお客様は私以外カウンターに一人だけ。
そのお客様は、お店の近くでクリニックを開業しているドクターでした。
仕事をしながら時折ドクターに話しを振る旦那さん。
ドクターは常連さんで、私のことを「何者だろう・・・」という感じでチラチラ見てきます。目が合い、ご挨拶。その後大好きなお客様の一人となる、F先生との出会いでした。
そして、ここで「女将として立ち振る舞う自分」を想像してみました。

私は、自分の強みは「何とかなる!大丈夫!」と根拠のない自信が持てるところで、
逆に「後先考えず行動に移す」というマイナス面と表裏一体とも言えます。

この時の私は、

このお店に立ちたい。
女将さんやりたい。
着物好きだし。
お酒も好きだし。
未知の世界だけど、なんか、いいじゃん!

完全に女将さんをしている素敵な自分✨をイメージしていました。
今思えばですが、本当に甘かった。
いいところしか見えなかった、というか見せられなかった。
女将さんごっこじゃなく、現実は本当に大変でした。
が、それはまだ少し先の話。

いや~
知らないって強いね~。
そして、怖いね~。

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