前回のクリニックで、先生に
「これから妊娠する可能性は極めて低いです。
治療を続けるか、ご主人と相談してください。」と言われていました。
撃沈後、ひとしきり荒れてから
これからの事を考えました。
この時44歳。妊活は45歳までと決めていた私に残された時間は
「半年」でした。
旦那さんは「後悔しないようにね。」とだけ言いました。
迷っているならやろう、今やっている努力は5年後はやりたくてもできないんだから。
これまでのクリニックの治療方針では、
半年では採卵もできないかもしれない。
私はクリニックを変えました。
色々調べて、次の治療先を隣県のOクリニックに決めました。
紹介状を書いてもらい、これまでの治療履歴が分かる用紙をもらい、
少しの期待を胸に、Oクリニックに予約の電話を入れました。
Oクリニックは不妊治療に特化した有名な病院で、
これまでとは段違いに早いペースで治療が進んでいきました。
設備も整っており、血液検査も、1時間ほど待てば結果が確認ができました。
前クリニックでは、「検査結果は一週間後」と言われることが多く、
「待ち」が多すぎてじれったかったので、これは本当にたすかりました。
一見怖そうな院長先生も、「最善を尽くしますから。」と力強い言葉をかけてくださいました。
一番ありがたかったのは、前クリニックでよく言われた、
「このくらいの年齢になると・・・」「40超えてると・・・」という
年齢を言い訳にした発言は一切なかったことです。
年齢は変えられないし、高齢なことが妊娠の妨げになっていることを分かった上で治療をしています。
どうしようもないことを言われるのは、とても嫌でした。
Oクリニックは採卵も積極的でした。
ただ、採卵しても受精しなかったりなど、結局採卵3回、移植1回で終了しました。
(ブログ前半でも書いていますが、実はOクリニックに通った半年の間に、右膝を骨折し3週間入院していました。あの時は、タイムロス・・と悔しかったな。)
判定日に陰性を告げられた後、先生はすぐ切り替え次の治療スケジュールを組んでくれましたが、その時45歳になっていた私は、移植する前から「これが最後」と決めていました。
先生にそう伝えたら、
「確かに妊娠は難しくなります。でも0パーセントではありません。最近46歳で妊娠した人もいます。ただ、高齢になると妊娠しても継続が難しく流産の可能性が高くなりますからね。」と仰いました。
旦那さんに、妊活を止める意思を伝えました。
旦那さんは「後悔だけはしんといてな。」と言いました。
いつも私の気持ちを尊重し、言いたいことも言わず見守ってくれた旦那さん。
普段はイライラすることも多いけど、この時のことを思い出すと今も感謝の気持ちがあふれます。
そして、私の妊活が終了しました。
本当によく頑張った!!
うまくいかなかったけど、でもやってよかった!
赤ちゃんを諦めた悲しさより、苦しい治療から解放された安堵が上回りました。