右膝蓋骨骨折で入院、本日退院しました。

雑記

2週間と少し、入院していました。
人生初の入院生活。
突然途切れた日常に、戸惑うことばかりでした。

私は今まで、仕事でも何でも自分が関わらないと気が済まないところがありました。
「責任感」と呼べば聞こえはいいのですが、どこかで周りを信用していなかったのかもしれません。

仕事においては、お客様のことは誰よりも自分が一番よく分かっており、私がいないとみんなが困ってしまう。椅子の並べ方、テーブルのセットなど、自分ほど細部まで気を遣ってくれる人はいない。
パートさんがした仕事は自分で出来栄えを確認しないと気が済まない。

自分が、自分が、自分が・・・

そんな中、何の準備もできないまま入院生活を余儀なくされました。
私なしで、どうやって回していくんだろう。予約帳を見ながら、この日は○○様が来る、私がいないと無理でしょ。そんなことばかり考えていました。

結果、これまでと変わらず営業していました。
もちろん、ところどころで困ることはあったでしょう。でも、私なしで対処できていました。

自分が今まで拘っていたものって、手放してみればそんなに大したものではなかったのかもしれない、と思いました。

予想外の入院で、人に頼りたくない私が人に頼らないと何もできなくなった。
病院の天井を見ることしかできなくなった。
それぞれ家庭や本職がありながら、大幅なシフト組み直しに協力してくれたパートさん、今はやめてしまったけれど、昔働いてくれていたパートさんにも連絡を取り、一日のみ復帰してもらったりしながら乗り切ったようです。

皆への感謝とともに、これまでの自分の傲慢さにも気づかされたような気がしました。

入院生活は振り返ればあっという間で、嫌なことばかりではありませんでした。
もう一回入院しろと言われたらNO!ですけど・・・笑

そしていろんな人のいろんな顔を見ました。
手術室に入る前の不安気な患者さん。涙目で見送る家族。
明るく励ますオペの看護師さん。
思い通りにならなくてわがままを言うお年寄り。
言うこときかない患者さんに半ギレの看護師さん。
本当に色々。
でも、これらは全部生きているからこその感情。
元気になれば笑って振り返れることばかり。

私もきっとこの先、大変だったこと、辛かったこと、痛かったこと、
助けられたこと、この御恩は一生忘れません、と思ったこと、
全ての記憶が薄れていくでしょう。
イライラしたり周りへの感謝を忘れそうになった時は
入院生活を思い出そうと思います。
そのために、入院中の出来事や感じたことを書き留めていきたいと思います。

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