44歳で採卵&顕微授精

妊活

本日採卵してきました。

不妊治療を始めてから4回目の、今のクリニックでは2回目の採卵です。
この件に触れると止まらなくなり、過去現在と話が入り乱れて、かつ感情的になってしまうのですが、今日は今日だけのことを記録として残します。

二日前から自己注射で排卵を誘発しながらも、排卵しないように座薬でコントロールしていきます。
以前通っていたクリニックでもそうでしたが、採卵って朝早いですよね。
旦那さんには6時頃採精のお願い。
念のため凍結精子を預けているのですが、できれば新鮮なものがよいみたいです。
日焼け止めの下地のみ塗って家を出ました。

7:30クリニック着。
私も含め、7名程採卵の方がいらっしゃいました。
渡された番号は1番。私が最初でした。
採卵の預かり金として20万円を支払った後、血圧を測って小部屋に案内されます。
着替えとお手洗いを済ませ、名前を呼ばれるのを待ちます。
小部屋のベッドは電気毛布で温められていました。
採卵の時はいつも、こういう温かい気遣いが沁みます。
愛猫の写真を見ながら、待つこと数分。
看護師さんが呼びに来ました。

手術室まで歩いていき、手術台の上で例の体勢で待機。
今日の採卵担当は院長先生でした。
「楽にしてね~。少しちくっとするよ」と声をかけてくれます。
看護師さんは肩をさすってくれたり、痛みを感じにくくするためお腹を押さえてくれたり。

ちなみに採卵時、毎回無麻酔でやっています。
前のクリニックはそもそも無麻酔以外選択できませんでした。
ただ、耐えられる程度の痛みで一瞬のことなので、問題ありませんでした。
今のクリニックでは、無麻酔か局部麻酔か選択できるのですが、
取れる卵の数が少ないため(前回も今回も一個)無麻酔でお願いしています。
痛みはありましたが、あっという間に終了。
お礼を言って、歩いて小部屋に戻ります。
30分の安静の後、看護師さんが血圧を測り、膣の中のガーゼを抜いて終了。
ふーっと息を吐きながらガーゼを抜いてもらうのですが、マジックでジャケットの中から各国の旗がじゃんじゃん出てくるあんな感じです。笑

その後内診で出血がないか確認し、診察室で説明を受け、薬をもらって今日のクリニックは終了です。
卵は成熟卵一個。44歳、これが普通というか、取れて良かった~ってレベルです。

よく考えてみると、採卵ってすごいですよね。
身体から卵子を取り出し、体外で精子と受精させようとする。そして無事受精し、育った卵を再度お腹に戻す。
言うのは簡単だけれど、採卵一つにしてもそこに行きつくまでの採血や注射、排卵を誘発したりと、ホルモン値を見ながら微調整し、ここぞのタイミングで卵子を取り出す。
本当にすごい技術だと思います。
そして朝早くから患者一人一人と向き合い、全力を尽くしてくれる先生方、本当にありがとうございます。

今のクリニックは、休診日はありません。
クリニック指定患者のみ診察の曜日はありますが、採卵や移植がそのタイミングなら、自分も指定患者の一人となります。
それは、ここぞのタイミングを逃したくない、1周期も無駄にしたくない、という患者の気持ちに最大限寄り添い、クリニック全体で全力を挙げて取り組んでいることの証だと思います。
先生方、いつ休んでいるんだろう・・頭が下がります。

3日後、結果を聞きに行きます。

クリニックの帰り、美味しいサンドイッチ屋さんでお腹を満たし、
その後写真屋さんへ。
愛猫の写真を自分と母の分、大量にプリントしました。

いつも、「帰りに何食べよう」とか、「美味しいチョコレート買って帰ろう」とか
クリニックの後の楽しみを考えています。
ささやかな楽しみを持つことは、不妊治療を続ける上でとても大切だと感じています。

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