結婚前提のはずだった彼と別れた時、
私はすでに40歳になっていました。
たまたま実家に帰った時、同じく実家に遊びに来ていた兄夫婦から
結婚相談所に入会してみたら?と勧められました。
(この時はまだ兄夫婦との関係は良好でした。が、後にとんでもないことになります。いずれ書きます)
その時の私の相談所のイメージは
一般的に皆が抱くであろう「自分で結婚相手を見つけることができない人の集まり」
※あくまでもその時のイメージですので悪しからず!
自分で言うのもなんだけど、けっこうちやほやされてきたし
お年頃になってからは基本的に彼がいる時間の方が長かったのですよ。
いや、それが問題なのですよ40歳!
付き合うのは良いけど、結婚の対象としては違うと思われてたってことでしょ。
父のこともあり、自分の将来とか真剣に考えることが煩わしく、自分に何が足りないのかを顧みることを放棄してきた私に原因があるんだけれど。
(あくまでも私が弱い人間なのであって、親御さんの介護や看病含め色んな問題を抱えながら、やさぐれることなく自分を大切に生きている人だってたくさんいると思います。本当にすごいと思う)
そんな風に偏見を持っていた私は当然拒否しました。
ついには母まで加担し、「相談所にはね、仕事が忙しく自分で相手を探す時間がない人もいて、結構ハイスペックな男性も多いらしいよ」とのこと。
まあ、拒否したからって今気になる人もいなければ今の生活を続けても新しい出会いもないわけで。
兄が勧めてきた相談所は、相談所の社長さんと兄が友人だったこともあり、最終的に「妹を頼むよ~」ってな感じで送り込まれたわけです。
最初に相談所を訪問した時、義理姉が付き添ってくれました。
私の担当になった相談所のS木さん(男性)と義理姉は顔見知りだったので、
和やかに話が進んでいきました。
まずはプロフィール作成のため、いくつかの質問事項が用意されていました。
身長、体重、学歴、職歴、家族構成、年収、趣味特技から始まり、
どんな家庭を築きたいか、飲酒喫煙はするか、子供は欲しいか、信仰宗教はあるか。←ここら辺が相談所っぽいですね。
一通り自分の状況や希望を伝えた後、次は相手に求める条件。
年齢、年収、身長、職業、学歴、バツイチオッケーか、オッケーの場合に子供はいてもよいか、相手の親との同居はアリかナシか、などなど。
そのあとプロフィール写真撮影のためスタジオへ。
ここで義理姉大活躍!というのも、モデル経験ありで某CMにも出ている義理姉。
私より2歳上で、めちゃくちゃ美人さんなのです。
「コミホちゃん、もう少し胸張って後はリラックス、そうそう!あずきちゃん(愛猫の名前)を思い出して、そう!表情が優しくなった!いい感じ、可愛い~」と盛り上げてきます。
カメラマンさんと息ピッタリで私のテンションを上げてくれたのです。
そして全身の写真と胸から上の写真を一枚ずつ選び、撮影終了。
ここで義理姉とは別れ、後はS木さんに相手探しのシステムの使い方など教わり、
「では、来週からコミホさんもここに掲載され、本格的に活動が始まります。一緒に頑張りましょう」となりこの日は解散。
私、本当に相談所に入会したみたい。
婚活市場に乗り込んだらしい。
強靭なレールを敷かれ、その上に転がされた感じ。←なぜか被害妄想(-_-;)
これから何が始まるんだろう。
期待や不安より、この時はまだ「めんどくさー」が本音でした。