Kさんは、メールや電話はそれ程まめな人ではありませんでした。
ま、忙しい方だし、と深く考えませんでした。
3回目のデートは休日で、お昼から会いました。
ランチは有名な串揚げ屋さん。
一つずつ出される美味しい串揚げに、お昼からワインが進みました。
この日も普段通りのKさんでしたが、少し距離を詰めてきました。
動物と触れ合うと幸せホルモンが出るらしいよ~の話の流れで、
Kさん「好きな人とのハグもそうらしいよ、後で試してみる?」
私「無理無理~笑」
Kさん「今日の服可愛い。後で写真撮っていい?」
私「写真撮られるの苦手で・・・」
串揚げ屋さんを出て、話しながら少しお散歩。
まだお昼過ぎだし、この後どうするつもりなんだろうと思っていたら、
Kさん「じゃあ、今日はこの辺でそろそろ帰ろうかな」
てっきり夕方か夜までデートすると思っていた私は少し面喰いましたが、
「分かりました。今日もありがとうございました」と、そのまま解散しました。
休日なのに仕事するんかな?と思いましたが、聞きませんでした。
いつもご馳走になっていると受け身になり、ペースもだんだんと相手に合わせる感じになっていくものだなぁと思いました。
追われている?はずなのに主導権はKさん。
その後、2~3日に一度のペースでラインでのやり取りをしていました。
そしてバレンタインデーを数日後に控えた頃、デートで焼肉屋さんに行きました。
私は当然チョコを用意しておいたのですが、私が渡す前に、
Kさん「はい、バレンタインチョコ!」とゴディバの箱を渡されました。
ココハ ガイコク??
そしてチョコを交換した私たち。笑
別れ際、Kさん「春になったら一緒にお花見に行こうよ。〇月〇日空けておいて!」と提案してきました。
少し先の予定でしたが、
「是非!楽しみにしています」と約束して解散しました。
少し期間があるし、お花見の前にまたデートのお誘いがあるものだと思っていましたが、
お誘いもなく、ラインの頻度が減りました。
3月は年度末だし忙しいんだろうな、としか考えませんでした。
そしてついにお花見デートの約束まで一週間となりました。
私から「来週ですね🌸楽しみにしています」とラインを送りました。
Kさんからもラインの返信がありましたし、何の異変もありませんでした。
そしてそれから2~3日が過ぎた頃、
相談所のS木さんから電話がありました。
私は母と買い物中だったため、「手短にお願いできますか?」と言うと、
S木さん「それならまた後でかけます。何時頃なら大丈夫ですか?」
(S木さん、いつもと声色が違う感じがする)
私「夕方なら大丈夫です」
そして夕方、S木さんからの電話で、
Kさんとの交際終了
を突き付けられました。
「え・・・
週末お花見に行く約束をしていて、連絡も取っていたのですが」
Kさん「(言いにくそうに)先方の担当者より本日交際終了の連絡が入りました」
なんでなんでなんで?私、フラれたということでよろしいでしょうか。
えーーー!!!
いや、ショックというよりWhy?ですよ。
正直に言えば、悲しいという感情はほとんどなかったな、今思えば。
私「分かりました。受け入れますし連絡もしません。ただ、もし可能であれば、理由を知りたいです。今後のためにも・・・」
そしてS木さんが理由を確認してくれました。
Kさん、私と同時進行でプレ交際していた女性がいて、
遠距離にも関わらず時間を作っては、頻繁に女性の方からKさんに会いに来ていたらしいです。
Kさんからしてみたら、自分(Kさん)のことをどう思っているのか分からない私と、
積極的に距離を縮めてアピールをしてくれる遠距離の彼女なら
遠距離の彼女を選ぶのは当然ですよね。
3人まで同時進行がOKなプレ交際。
存在するかもしれないライバルと天秤にかけられている期間でもあることを
すっかり失念しておりました。
Kさんから見た私、きっとつまらない女だったんだろうな。
誘えば付き合ってくれるけど私からは誘わない。
将来を共にする相手を探しているのにKさんに何も質問しない。
ニコニコして、「次は何を与えてくれるの?」とお人形のように座っている。
まだハタチそこそこの子ならまだしも、40超えた色々経験を積んできたであろう女がそんなことしてちゃダメです。
そして一番いけなかったのは、
私はKさんのことが好きではありませんでした、ということに気が付きました。
絶対プロポーズされると思っていたので、
「まあ、お金に不自由はしないし仕事もどっちでもいい。好きなことをさせてもらえて綺麗でいるための浪費なら大歓迎」って感じだし、そんな生活もいいかもなー。
デートは日時もお店も全部決めてくれるし、お会計の心配もしなくていい。
そう、頑張らなくてもいい(本当はよくない)ことに慣れてきてしまっていたのです。
婚活にも疲れてきたし、このあたりで手を打つかな~。他、良い人いないし。
今の私が当時の私を見たら、
飛び蹴りしますね。
こういう女、大っ嫌い”(-“”-)”